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山本周五郎「糸車」〜長野県文学全集〜第1集
【ものがたり】
物心がつかないうちに松代藩の下級武士の家に養女に出されたお高。長じて今は糸織りをしながら病身の父と弟の面倒をみています。その貧しい暮らしを見かねた実の両親によってお高は松本の実家に戻されることとなります。
しかし、お高にとって実の子同然に手塩にかけていつくしみ育ててくれた養父を残して自分だけが幸せになることはどうしても出来ません。 子を思う実母の一途な愛と、育ての親の無償の愛のはざまの中で、けなげなお高の心も乱れてゆきます。
登場人物に誰一人として悪い人のいないこの物語には、朗読中の小松方正さんが感動のあまり何度も声を詰まらせ、あふれる涙を拭いながら語りを続け、この名作に応えています。

協賛:松本ユネスコ
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